自由度の高い納得の構造
プランに左右されない、ユニバーサルで普遍性のある丈夫なボディが生まれるまでのプロセスです。特長は、耐震等級最上級が外周壁のみで確保されていること。プラットフォームと大黒柱によって生まれる室内空間なので、将来、間取りの変更があっても、耐震性能は変わりません。自動車や航空機と同じ、モノコック構造の建築プロセスです。
基礎の立ち上がりは外周のみ。玄関や勝手口の切り欠きはありません。
基礎の上に土台を据えます。使用材は、土台と同じサイズの大引きが渡されます。
大引きの上に床材を張ります。床を先につくる「プラットフォーム工法」です。
「大黒柱」を立てます。建物の大きさに応じて1本もしくは2本です。建物内部の構造柱は、原則として大黒柱だけです。
外周に、同じ長さの柱を立てます。いわゆる通し柱はありません。
プランに関わらず、２階の床を支える均等な梁を渡します。吹抜けもつくれます。
２階の強い床が、大地震でも家が歪むのを防ぎます。
屋根まで継ぎ目のない柱を立てます。長さは、どんな屋根を架けるかによって異なります。
間仕切り壁に頼らず、均等に梁を渡して屋根を支えます。この図の渡し方は登り梁といいます。
構造用合板や、同等の性能を持つＪパネルなどの屋根下地を敷いて、丈夫な屋根構面をつくります。
垂木をのせます。垂木は軒先まで延ばします。垂木と屋根下地の間に通気層を設けます。
外壁面に構造用面材を張り、耐震等級３の丈夫な骨組みができあがります。
00.100年住み継ぐ家 01.長寿命・高価値Body 02.多様なプランと変更を叶える
03.だから、売ることもできる 04.限りある予算で実現するために 05.風景をつくる
06.できるだけ自然のチカラで快適に 08.家は記憶でもある 09.平凡ということの非凡
